参加者の声

杉本 欣哉/智穂 さん

若年性認知症当事者 /
Acafe ええかふぇALL
(若年性認知症カフェ)
あみけるひろば横浜共同代表
認定アートコンダクター

参加プログラム名:美術館ARTRIP

介護者である自分は、それまで物陰に隠れて観察するような冷たい感覚から自由になりました。生活にハピネスを持ち帰り色々なことをかんがえてる事や会話していて楽しいなとあらためて夫のことが好きになりました。

湖山 泰成 さん

湖山医療福祉グループ 代表
順天堂大学 客員教授
広島経済大学 特別客員教授
千葉商科大学 特命教授

参加プログラム名:美術館ARTRIP

ルノワール、モネのような絵を、ゆっくりと丁寧に語り合うことは、美術館めぐりが好きな私自身にとっても、新鮮なやすらぎの経験でした。治療行為に限定せず、幼児でも、誰でも、健康予防として、社会に拡がることを期待します。

佐藤 雅彦 さん

日本で最初にアートリップを体験した
日本認知症ワーキンググループ共同代表

参加プログラム名:美術館ARTRIP

絵画を見て、感じたことを言葉にするので感性が磨かれ、脳の活性化によく、今まで忘れていた感情を呼び起こし、気持ち良い気持ちになるのです。すばらしいプログラムだとおもいます。固定観念にとらわれず、自由な発想で感じられるのでやっていて楽しいです。

豊住美江 さん

社会福祉福法人 春献美会
介護事業部統括責任者

参加プログラム名:施設ARTRIP

一緒にアートを観賞していますが、いつも認知症の方の発想力、想像力、発言力の豊かさにおどろかされています。私達はプライドが邪魔をして、言葉を選んでしまいがちですが、認知症の方々は思いのままを言葉にする。それが実に素敵。

池平撤兵 さん

作家

参加プログラム名:施設ARTRIP

本当に素晴らしかったです。こんなに感動的な一日になるとは思ってませんでした。白昼夢の中にいたような気分です。昨日は僕の作品がこれまでで最も活かされていると感じた日でした。それが凝った展示ではなくただ会議室に並べただけというのも衝撃的です。

匿名希望 さん

大手企業新規事業開発部長

参加プログラム名:ACP

ARTRIP®(アートコミュニケーションプログラム)を通して、企業が抱える創造性、ダイバーシティー、チームビルディングなどの課題を取り扱うことが可能だと思った。また、日本の企業人が考えることの少ないWHYとWHATについて考える機会を提供する貴重なプログラムになっている。

野川喜代子 さん 体験レポート

参加プログラム名:ARTRIP@HOME

2020年9月30日
今日は、先月の体験会に続き、ARTRIP(認知症の人のための鑑賞会)に参加した。なんと、参加者は母と私というぜいたくさ。
前回、パソコンで集中できなかったので、テレビにつないで見る。最初はもじもじして、なかなか話さなかったけれど、ある時スイッチが入って、1時間のうち、多分半分くらい母がしゃべっていた。どんどん発話が減っている現状で、本当に驚いた。
土田麦僊 「罰」、それから「レディ・コーバーンと 3人の息子」 ジョシュア・レイノルズ。
母は、学校でたくさん遊んだこと、男の子も一緒にわるさ?!した、とか、ブランコや鉄棒で遊んだことなど、懐かしそうにいろいろ。立たされたことが何度もある、というのにはびっくり。
絣の話になると、絵の中の男の子が着ている着物からは離れて、「母がいつも機を織っていた」「私は絣を着て育った。」その他、あれこれ話して懐かしそうだった。孫の私から見ても、祖母の絣はオリジナリティ豊かで、素晴らしかった。母は、たくさん絣の着物を持っているのが自慢なので、なかなか次の絵に移れなかった。私が聞いたこともないエピソードが出てきて驚かされた。思い出があふれてきたようだった。
二つ目の作品では、「肌がきれい」「きちんと化粧していてとても綺麗」を連発。お母さんと3人の子供、鳥についてもいろいろ話していた。
最近は、まとまって長い話をすることがなくなっていた母だが、今日はずいぶんいろいろ話していた。
とても貴重な時間だった。

2021年10月3日
母にとって1年ぶりのARTRIP。理解のある施設で、パソコンを設定してもらった。ありがたいことだ。
スタートはまあまあだったけれど、後半はなかなか厳しかった。母は何か思い出し、何か言いたいけれど、言葉が出にくかった。横にいてフォローしようと思うけれど、それも難しかった。
もう無理なのかと思うが、先生も担当のアートコンダクターも、(言葉が出なくても)それでいいんですよ、と。そして母の方も、終わったあと聞くと、又やりたい、又絵を見たい、ときっぱり言う。
母のために選んでもらった。歌川広重「伯耆 大野 大山遠望」
農家育ちの母は、子どものころ田植えを手伝った。その話を少し。向こうの山は大山。大山に登ったこと。隣にいる私は、言葉がほとばしるようだった1年前との違いにがっかりしてしまう。そして2枚目の洋画は、ほとんど言葉にならなかった。しかし、認知症は進む。受け止めなければならない。昔のことを思い出させていただいたこの機会に心から感謝。

Nakajima Yuko さん 体験レポート

参加プログラム名:ARTRIP CLUB

2022年3月15日
絵を自由に楽しむことができました。何を言っても良い、どう感じても良い、その自由さが心地よいワークでした。
他の方の感想や意見がとても興味深く、特に自分には無い発想にはハッとさせられました。
いろいろな感じ方があっていいのだと改めて感じながら、自分も自由に絵を楽しむことができて、あっという間の楽しい時間でした。もっともっと他のかたの感想や意見を聞きたいと思いましたし、他の作品も一緒に鑑賞したいなぁと思いました。
正解がないアートの楽しさを感じさせていただけた1時間でした。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

ご家族の方へ

For Family

ご本人の記憶がよみがえった時、あるいは元気になられた時、ご本人と同じ以上に喜ばれるのが家族の方です。
表情が次第に変わっていく、声に自信が感じられるようになっていく、眼に力を感じられるようになっていく…。
待ち望んでいた一瞬、一瞬が目の前で起こっていく…。そんな体験をぜひ、していただきたいと思っています。

介護士/介護施設の方へ

For Caregiver

アートに描かれている色や形は、認知症のある方にとって非常に識別しやすいもの。
つまり、簡単で、わかりやすい素材をベースににしていることがアートコミュニケーションのポイントです。
また、元気な頃にはアートに親しまれた方も多く、そういう方にも、より積極的に参加していただけるプログラムです。
ふだんの介護の中では題材として取り上げづらいアートだからこそ、
実際に体験していただければ、そのよさを実感していただけると思います。

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