初級レベルでは、アートリップ実施の場の作り方、認知症の基礎、認知症ケアの基礎、認知症当事者の方との対話の仕方を中心に学び、2日目には教材の決められた絵画パネル(アートリップパネル)を使って認知症当事者を交えてのアートリップを体験します。
受講後はアートリップパネルを使って 少人数対象のアートリップを実施し、所定の報告書を提出して頂きます。報告書提出後、初級講座修了書を授与します。自宅、認知症カフェ等で少人数を対象にしたアートリップをボランティアとして実施することができます(有償ではできません。)
中級講座の受講には、このコースの受講が前提となります。
プログラムのテーマの設定方法、絵画の選び方、場の作り方を学び、独自企画のプログラムでアートリップが実施できるようになることを目的とします。
講座には提携高齢者施設等での現場研修を含みます。さらにアートの専門知識に加え、プロの女優からインプロビゼーションを含む、オープンなアートコミュニケーション、ファシリテーションスキルを学ぶ実践的な講座です。
受講終了後は講座の一環として、提携高齢者施設にて、一人当たり3回以上 アートリップを実習し、そのうち、一回はベテランのアートコンダクターによる講評を受けます。その後 認知症当事者を対象とする施設での実地認定試験を受け、合格者には「アーツアライブ認定アートコンダクター」の資格が授与されます。さらに適任者はアーツアライブ正会員になった後、アーツアライブ派遣の認定アートコンダクターとして有償で美術館や提携高齢者施設や病院等でプログラムを有償で実施していただくこともあります。
この講座の受講は「アートリップ講座 初級」の受講が前提となります。