|
>>作品説明
基本的な考え方は“貼り絵”だ。
元絵を用意しておき、それを参加者とともにA4サイズのパネル(*1)に転写、
のりと色紙のチップを使って色をつけ、作品を完成させる。
ただし、道具は参加者の希望やレベルに合わせやすいよう、選択肢を用意。
色紙は、9色あるものを全て4種類の細かいチップにし(*2)、パネルも無地の物
と既に下絵が描かれている物の、2種類を用意した。
完成後は病院での展示期間を設けたのち、各自が自由に持ち帰ることが可能。
企画者も同じ形式で作品を1枚作り、参加者の作品とともに展示する。
*1: 210mm×297mmサイズ。書類によく使われる大きさ。
*2: 1.5cm角と1.0cm角の四角、直径1cmの丸、一辺1.5cmの三角。以上計4種。
>>プロジェクト後の感想
ワークショップ未経験者としては、正直始まるまでが不安で仕方が無かった。
当日、現地スタッフや関係者の皆さんの協力もあり、参加者の多くが一所懸命に
取り組んで下さったのは、有り難いことだった。
制作には時間が余る人足りない人と、ペースに個人差が出た。
しかし、終わらなかった方は企画終了後も続けて制作して下さるという事で、コ
ンセプトである《“病院”と『楽しい気持』を繋げるきっかけ作り》が、少しは上手
くいったのかと思う。
福祉におけるアートとは、『最終的に、自己解放や自己アピールのための手段の
1つ』であり、それによる開放感やコミュニケーションの成立から精神面での空
気の循環をはかれるのだと個人的に考えている。
楽しんで参加することでその可能性に気づき、実行する切っ掛けとして、Arts
Aliveのような活動は『イレギュラーな存在との交流』という点も含め、意義あ
るものだと感じた。
ただし、より双方にとって実りある活動とするには、過去の実績に関する情報共
有の強化などの環境整備や、参加者による、活動先との情報や意見の交換、企画
内容の練り込みなどに対しての、積極性が重要である事を忘れてはいけない。
企画に関しては特に、対象者の絞り込みと、その方たちの受けているプログラム
の枠組みを理解しておくことが、方針を決める上で大きな役割を持つ。
これらは、今回参加する中で学んだ事だ。
個人制作だけではすぐに気づけなかっただろうことも多くあった。
このような活動に携われた事に感謝し、今後の活動に是非役立てたいと思う。
|