作品名:

壁画プロジェクト「思い出の風」

製作者:

岡戸春香 工藤裕子 佐久間麗子 大西千恵

実施場所: 百恵の郷

実施期間:

2005/8/11〜17、11/3〜5

 

>>作品説明

      百恵の郷の旧棟と新棟の間に出来た パティオの壁面に壁画を制作した。



 

>>プロジェクト後の感想

岡戸春香
壁に絵を描くことは初めてで、またいつもは一人で制作するのがほとんどだから百恵の郷での共同作業はとても良い経験となった。けやき・ひのき・くぬぎという名の部屋に囲まれた中庭の壁なので、3本の木を描くという条件と、お年寄りは童謡など懐かしいものや子どもが好きだと聞いたことから、木々の間で遊ぶ子ども達の絵を描くことにした。屋外での作業だったので、暑さ・寒さと虫と夜は暗くて作業が進まないのが困った。しかし普段は消している中庭の電灯をつけさせてもらったり、雨が降っても壁が濡れないよう屋根を作ってもらったり、他にもスタッフの方には本当にお世話になり、とても有り難かった。また毎日見に来てくれるお年寄りの方もいて嬉しかった。下絵と形がずれたり、色の調整等途中うまくいかないこともあったが、最後はきれいに仕上がり、とても達成感がありほっとした。今回一緒に作業した4人で始めから計画を立てたり作業を進める中で多くの事を学ぶことができ、考えるきっかけにもなった。本当にやって良かったと思う。

工藤裕子
今まで個人で製作してきた私にとって、誰かと一緒に作品を作ることも、そして誰かのために制作することも今回が初めてでした。屋外での制作だったので、夏は暑さ、秋は寒さとの闘いというところもありました。私は仕事がのろく、みんなにたくさん迷惑を掛けたと思います。いろいろと反省するところも多かったけれど、今回の企画を通して、自分たちの制作が人と繋がるということを実感でき、大変良い経験になりました。 百恵の郷の皆さんには忙しい中、とても私たちに良くしてくださいました。百恵の郷の職員の方々のご厚意と、壁画の完成を楽しみにし、喜んでくださった皆さんに、とても感謝をしています。ありがとうございました。

佐久間麗子
百恵の郷は、羨ましくなる位綺麗な場所で、環境も自然に恵まれ東京とは違っていて、快く制作する事が出来ました。通所者の方と職員の方にも優しく接して頂いて嬉しかったです。壁画の制作は、規模が大きく、思ったより時間がかかるもので、長期戦を覚悟しなければいけないという事が身をもって解りました。それだけにゆっくり出来上がってくる絵に愛着がどんどん湧いてきました。大学を離れて制作しているという事で、あらゆる制約を気にしないで描く事が出来て気分的には、開放的でした。通所者の方々に色んな話を聞けたのも良い経験でした。中々話し出せない私に話題をふってくれたのが有り難かったです。 制作終盤に私が体力が続かなくなってダレてきたときに、職員の方が元気にキビキビ働いているのを見て、仕事に対する厳しさ、責任を感じました。当たり前の事かもしれないけどやはりプロの方だなあと…。 壁画の制作だけでない貴重な経験をすることが出来て良かったです。

大西千恵
百恵の郷はとても素敵な場所で、皆さんに大変親切にして頂きました。
職員の方々が必死で働いているのを前に、自分の状況を歯痒く感じていた時、入居者の方から頑張ってねと笑顔で声をかけて頂いたことは、何より嬉しかったです。
こんなに大きな場所に絵を描けるチャンスを頂いたこと、二度とできない貴重な経験をさせて頂いたこと、本当にありがとうございました。