作品名:

歌う人

製作者:

菱木玲奈

実施場所: 百恵の里

実施期間:

2005/09/8-09/11

 

>>作品説明

「歌は言葉がある音楽」と、「音を言葉にする擬音語」この2つを対比させることで感じる、日常の音楽とのふれあいとして企画を考えました。
 言葉は歌になります。歌を通して、言葉が活きるように、言葉を通して歌が活きます。その双方向のすばらしさを体感して、より歌に親しんでもらうことを目的としています


 

 

>>プロジェクト後の感想

 百恵の郷にて、一人一人に歌を歌うという活動をしました。本当は、もう一つ考えていたのですが、現地に行ってからの状況と、自分ひとりだということから無理だと判断し、歌を歌うだけに集中することにしました。
 普段、演奏はあらたまってみんなで聞くことが常になっているところへ、一人一人に…と、いうことがなかなか伝わりませんでした。私も、歌うことはできても、歌を歌うところまでのアプローチの面を考えていなかったため、なかなかスタートさせることができませんでした。
 きっかけがつかめたのは、お年寄りからのリクエストでした。これは事前に施設の職員の方を通して、利用者の皆様に尋ねていたものです。そのリクエストをその人の前で一対一で歌うことができて、喜んでもらい、プロジェクトとしての実感を得ることができました。
 その後、百恵の郷で使用している歌詞カード一式を貸していただきました。歌詞カードがあると、歌を歌いたい、あるいは歌を一緒に歌おう!ということが提示しただけで伝わるので、とてもありがたかったです。
 一対一での交流になるときもありましたが、みんなで楽しむ場のほうが多かったです。その場そのときで、そういう雰囲気になっていきました。歌を常に歌っていただけでなく、みなさんと多くの時間お話もしていました。
 全体として、なかなかぎこちないプロジェクトだったと思います。用意しなければいけないことや、気分を音楽のほうへ持っていき方など、もう一度できたら改善していかないといけないことが多かったです。
 音楽なので、物としてのこることはないのですが、その時間私のできる音楽でコミュニケーションしたことで、喜んでいただけたと思っているので、これを継続していくことが、次なる目標と考えています。