アーツアライブは、美術や音楽など芸術創造の場と時を人々と共有することを通して医療や福祉の現場をはじめとした全ての人に生き生きと元気になってもらうことを目指す特定非営利活動法人です。
設立目的
アーツアライブは、アートに日常接する機会が少ない人々に、造形や音楽の創造力を届けます。
たとえば、医療や福祉の現場や職場などの日常の生活を、造形や音楽の力によって、人間的でより良い状態にすること。アートによって人間性を回復することを目指して活動を展開しています。
そのために以下の目標を上げています。
●医療、福祉の現場を世代間の交流のある地域のアートセンターにする
●アーティストに幅広い地域コミュニティーでの活動の場を提供する
●コミュニティーアーティストの育成
●アートマネージメントの職業としての確立
主な活動内容
●作品企画制作
●アートイベントの企画、実施
[展覧会、コンサート、ワークショップ等]
●アートマネージメントに関するセミナーの企画実施
●アートや福祉に関する出版
●アートの社会的、心理的効果の研究
活動歴
1999年 任意団体として活動を開始
2009年 特定非営利活動法人(NPO)化
これまでに述べ東京都、静岡県、神奈川県、新潟県内の11箇所の医療福祉施設にて70以上のアートプロジェクトを実施。延べ200人の作家や音楽家、2100人のお年寄りや子供が参加しています。
Arts Aliveを始めた理由
1999年4月に、英国のArt for Healthが主催した文化芸術と健康に関する国際シンポジウムに日本代表団の一員として出席するとともに、英国の病院や施設を視察して、欧米を始めとする各国が、芸術を医療、福祉の現場に積極的に取り入れている現状を見聞して大変な刺激を受けました。
シンポジウムでは、フランスの小児病院を定期的に訪問、子どもたちを元気づけているピエロの事例や、精神障害者自らが参加している演劇セラピーの実演、欧米の病院で行われたアートの治癒力にたいする効能の臨床実験、数々の病院にアートを制作したアートコーディネーターの方の話など、それぞれの国が多様な試みを行っていることを学術的また、現場からの視点の報告がありました。また、現代美術館かとみまちがうようにアートで一杯のロンドンのチェルシー・ウエストミンスター病院や、精神障害者のリハビリセンターを兼ねているアートワークショップ[スターツ]を視察して、病院や施設の在り方が余りにも現在の日本と異なることに衝撃を受けたのです。
それまで、アートプロデューサーとして数々の展覧会やパブリックアートの企画、実施に携わってきたものとして、医療、福祉の現場ほどアートを必要としている場はないのではないか。という思うに至ったのです。自らの入院体験を通しても、日本の医療、福祉機関の在り方に疑問をもっていたので、この疑問は決定的なものとなりました。病院や施設にアートを導入したい、場を変えたいと。幸い、一緒に視察に同行した湖山グループの湖山代表と意見が一致し、今すぐできることは何かと考えた結果、武蔵野美術大学でアートマネージメントを受講している学生有志と一緒に、その夏から3つの施設でプロジェクトを実施することになりました。